初めての海外旅行。何かと不安は尽きないものです。
わたしも初めて海外旅行に行った時は、現地に着くまで口から心臓が飛び出るほど緊張しましたし、不安でお腹が痛くなったり吐き気をもよおしたりしました。
わたしのように海外旅行が不安!怖い!という人へ。怖いという気持ちや不安を解消するために行うべきことをまとめてあります。
★この記事では、初めての海外旅行の不安解消に関する次の質問に答えています。
- あなたの不安に思うところはどんなところ?見極めよう。
- 不安に応じてできる実際的な対策は?
初めての海外旅行。あなたの不安は何?
まず初めに、何を不安に思ったり怖く感じたりしているかを見極めましょう。
企業が行う統計結果やインターネットの情報、周りの人の経験などを参考に、初めての海外旅行で不安または怖いことを8つに分けてみました。
- テロや殺人などに巻き込まれないか不安・怖い
- スリや置き引きに遭わないか不安・怖い
- 言葉が通じるか不安
- 体調を崩さないか不安・怖い
- 海外の食事が合うかどうかが不安
- 目的地に着くかどうかが不安・怖い
- 飛行機が不安・怖い
- 一緒に行った人と険悪にならないか不安
自分の不安はどれかがわかれば、あとはひとつずつ対策を講じていくだけです。
初めての海外旅行が不安な時、行うべき対策8つ
テロや殺人などに巻き込まれないか不安・怖いなら
- たびレジに登録しよう。
まず初めに、外務省の「たびレジ」というサービスに登録しておきましょう。
たびレジに登録しておくと、旅行前から現地の情報を受け取ることができます。
例えば、「◯月◯日〜◯日まではラマダン期間中のため注意が必要」「◯◯地区で強盗事件が多発中」など、旅行者ではわかりにくい情報を教えてもらえます。
- 治安情報を調べよう。
治安情報はインターネットやガイドブックを使って調べることができます。
「国名 治安」などでたくさん情報が出てきますので、活用しましょう。
- 現地大使館の場所を確認しておこう。
万が一、テロや犯罪が起きた場合、また地震などの自然災害に巻き込まれた場合、現地大使館に駆け込むことで保護してもらえます。
事前に、現地大使館の場所を確認し、旅行ルートと照らし合わせ大使館への行き方を確認しておきましょう。
スリや置き引きに遭わないか不安・怖いなら
- たびレジに登録しよう。
上記の「テロや殺人に巻き込まれないか不安・怖いなら」の項をご覧ください。
たびレジに登録しておくと、「◯◯地区で置き引きが多発中」「◯◯行きの公共交通機関でスリが多発中」などの情報を知ることができます。
- 治安情報を調べよう。
上記の「テロや殺人に巻き込まれないか不安・怖いなら」の項をご覧ください。
インターネットで治安情報をたくさん調べることができますが、中でもわたしのおすすめはトラベルコさんの海外現地口コミ情報を参考にすることです。
口コミ情報のなかにある危険情報という項目を見ていくと、現地のどの地区が危険なのか、どの通りが危険なのかピンポイントで知ることができます。
一本通りが違うだけで、ぐっと危険になる場所がわかるのでとても便利です。
- 自分の身は自分で守ろう。
スリや置き引きのターゲットにならないように、自分の身は自分で守ることも大切です。
現地で旅行者は一目でわかってしまいます。
- 華美なものを持たない。
- 派手な服装をしない。
- 財布や電子機器は必要な時以外カバンにしまっておく。
- カバンは自分の前に持ってくる。高価なものを目立つように持たない。
- 現金、クレジットカード、パスポートなど貴重品は別々の場所に収納し、リスク分散しておく。
- キョロキョロしない。
- 現地の人に話しかけられても、荷物から意識を逸らさない。
など、具体的にできる行動はたくさんあります。
また、スリ対策グッズを使って、身を守ることもできます。
セーフティポーチやスキミング防止機能付きウエストポーチ、防犯ブザー、マネーベルトなど必要に応じて準備しておくとよいでしょう。
また、盗難対策がされたトラベル用バックパックやショルダーバッグなども販売されているので、旅行用に新調しておくのも手ですね。
- パスポートとクレジットカードはコピーしておこう。
万が一、スリ・置き引き・ひったくりなどに遭遇してしまったときのために、パスポートとクレジットカードの控えを用意しておきましょう。
クレジットカードが盗まれた際、すぐにカード会社に連絡し停止手続きを行う必要がありますが、その時口頭でカード番号を伝えなければなりません。
控えがあると、スムーズに停止手続きをすることができます。
また、パスポートの盗難にあった際、現地大使館にてパスポート再発行手続きをする必要がありますが、この時もパスポート番号が必要になります。
ぜひ、旅行前にコピーするかメモにして控えておきましょう。
- 海外旅行保険に加入しよう。
クレジットカードや現金は補償されませんが、カメラや携帯電話、財布などの持ち物は「携行品損害補償」というサービスで補填してもらうことができます。
高価な携行品を持っていく予定の人は、海外旅行保険に加入しておくとよいでしょう。
言葉が通じるか不安なら
- 指さし会話帳を購入しよう。
わたしも海外旅行の際に、いつもお世話になっています。「旅の指さし会話帳」。
英語が使える国はともかく、それ以外の国に行こうと思っているなら、まず買わないと損です。
日本語で発音方法が書かれているので、片言読みでも伝えられますし、イラストや現地の文字を指差せば、発音しないでコミュニケーションが取れます。
海外旅行でよくあるシーン別に分けられているので、使いやすさも文句無し。
- 翻訳機を使おう。
最近は、携帯サイズのコンパクトでなおかつ性能のいい翻訳機があります。
有名なところでいうと、「POCKETALK(ポケトーク)」と「illi(イリー)」です。
購入してもいいですが、海外旅行にしか使わないという人は旅行期間中だけレンタルして持っていくといいでしょう。
- google翻訳を活用しよう。
googleの無料翻訳でもコミュニケーションを取ることができます。
ただ、ネックなのはインターネット環境がないと使えないこと。
レンタルWi-FiやSIMカードなどネット環境を事前に用意しておきましょう。
- ボディランゲージや片言でも通じる。
最後に、大切な点としてボディランゲージや片言でも通じることを覚えておきましょう。
たとえ文法がめちゃくちゃでも知っている英単語を並べて、身ぶり手ぶりを交えながら説明すると、案外理解してくれるものなのです。
欧米人でも英語を流暢に話せる人って少ないのですから、気負わずに話しかけると、海外旅行楽しめますよ。
体調を崩さないか不安・怖いなら
- 常備薬を持参していこう。
普段使っている常備薬を用意しておきましょう。
鎮痛剤や整腸剤、胃腸薬、酔い止め、アレルギー薬、下痢止めなど体調に応じて少し多めに持っていくと安心ですね。
- 余裕を持った計画を立てておこう。
旅行では睡眠不足や疲れによって体調が悪くなることもあります。
観光地を見て回りたい気持ちもわかりますが、少しゆったり目の予定を立てておくとよいでしょう。
- 日本食を持っていこう。
万が一、体調を崩してしまった時のために少しの日本食を持っていきましょう。
特に粉末のポカリスエットやフリーズドライのおかゆなどがあると体調不良時も安心して栄養補給ができますね。
- 海外旅行保険に加入しよう。
不慣れな海外で病院にはかかりたくないものですが、いざそうなった時のために、海外旅行保険に加入しておきましょう。
最近は、カード付帯保険だけで海外旅行に行く人も多いですが、クレジットカード付帯保険の限度額内では収まらない治療も多くあります。
カード付帯保険では足りず、数百万の出費になることもありえますので、ぜひ海外旅行保険に加入しておきましょう。
治療費数千万のプランや中には無制限プランもありますので、自分の健康状態を考えて申し込むとよいでしょう。
海外の食事が合うかどうか不安なら
- 事前に腸内環境を整えておこう。
これまで、東南アジアや南アジアなど衛生環境の悪いところに何度も旅行しましたが、わたしが気をつけていたことがひとつあります。
それは、出発の10日から1週間ほど前から、整腸剤を飲むことです。
すべての人に効くかどうかはわかりませんが、わたしはこの方法でいつもお腹を壊さずに観光を楽しめています。
- 現地での水や食事に気をつけよう。
現地に着いたら、もちろん口にするものには十分気をつけましょう。
不潔そうな屋台の料理などは避けておく方が賢明かもしれません。
また、水も必ずミネラルウォーターを買って飲むようにしましょう。
- 日本食を持っていこう。
でも、どうやってもお腹を壊すことはありえます。
そんな時のために、粉末のポカリスエットやフリーズドライのおかゆ・お味噌汁、日本米などを用意していくと安心です。
日本食があれば、たとえお腹を壊していなくても旅行中胃を休めるために日本食を食べることもできますね。
目的地に着くかどうか不安・怖いなら
- 現地交通手段を確認しておこう。
まず、現地でバスを利用するのか電車や地下鉄を利用するのか大まかな計画を立てておきましょう。
もし、公共交通機関が複雑そうであれば、タクシーやUberを使う計画にしておいてもよいでしょう。
特に、最近できたUberというサービスは、行き先の説明や支払いをする必要もなく、ぼったくりの心配もないので、初心者にはかなりありがたいサービスです。
- ツアーに申し込もう。
公共交通機関やタクシーを使うのに不安がある人は、ツアーに申し込むこともひとつの方法です。
日本から添乗員付きツアーに申し込むこともできますし、絶対行きたい観光地が決まっているなら、現地もしくは日本でオプショナルツアーに申し込むこともできるでしょう。
- マップアプリを活用しよう。
maps.meやgoogleマップなどのマップアプリを、事前に端末にダウンロードしておきましょう。
注意点としてmaps.meは何の設定も必要なくオフラインで使えますが、googleマップは事前に旅行地の地図をダウンロードしてオフラインマップに保存しておく必要があります。
国によってはオフラインマップに保存できない地域もあるので、その場合はレンタルWi-Fiなどを用意しておくと安心ですね。
- 人の流れに沿って進もう。
世界遺産など有名な観光スポットに行きたいなら、基本的に人の流れに沿って進むと辿り着けることが多いです。
どうしても迷ってしまった時には、こういう方法もあることを覚えておくといいですね。
- 行きたい場所の名前・住所をメモしておこう。
日本と違い、タクシー運転手でも地図が読めないという人が多い国もあります。
前もって、行き先の名前や住所・地区をメモしておき、それを口頭で伝えたり字を見せるとよいでしょう。
また、そのメモを道行く人に見せながら行き方を聞くことができますね。
飛行機が不安・怖いなら
- 時間の余裕をもって空港に到着しよう。
飛行機の搭乗手続きは待たされますし、時間もかかります。
空港や航空会社にもよりますが、少なくとも2時間以上前には空港に到着しておきましょう。
出発までの時間がなく焦るという経験をしなくて済みます。
- 持ち込んでいいもの・持ち込んではいけないものをしっかり把握して荷造りしよう。
空港の保安検査場や手荷物預けの場面で、「荷物を開けろ」なんて言われたらとてもドキドキしますね。
特に、海外の空港であればなおさらです。
前もって、持ち込んでいいもの・持ち込んではいけないものを確認しながら荷造りしましょう。
特に、帰りの飛行機はお土産なども増えていて、パッキングが煩雑になりがち。
持ち込めるもの・持ち込めないもののリストをメモにしたりウェブページをブックマークしておいたり、すぐ確認できるようにしておくとよいですね。
- 飛行機は安全な乗り物。
最後になりましたが、飛行機は公共交通機関の中でももっとも安全な乗り物と言われています。
飛行機に乗っていて死亡する確率は0.0009%という、車や自転車と比べてもかなり低い確率です。
「今まで車を運転していて死んでいないのだから」と考えると、少し安心できるかもしれませんね。
一緒に行った人と険悪にならないか不安なら
- ツアーに申し込もう。
フリープランが多いと、疲れの出る旅行中に、行き先や交通手段の手配など二人で話し合って決めないといけないことがどうしても増えてしまいます。
相談したり決定したりする時に険悪な雰囲気になることも多いので、そういった手間をなくせるようにツアーに申し込んでおきましょう。
- 相手に頼りすぎないようにしよう。
旅行の計画や言語面でなど、相手に頼りすぎると、相手の不満が増えてしまうかもしれません。
できるだけ、自分でいろいろとできるように、交通機関の使い方やホテルのチェックイン・チェックアウトの仕方など一通り頭に入れておくとよいでしょう。
初めての海外旅行を楽しもう!
メンタル面で考え方を変えたり、文明の機器に頼ったり、ちょっと一手間かけて準備しておくだけで、案外旅の不安は消えるものです。
せっかく初めての海外旅行なのですから、不安をできるだけ小さくして、楽しんできてくださいね。いってらっしゃい!